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2011
0510
Tue
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【*桜花咲きそめにけり*】 *第二十幕*


筆が乗ってる時にまとめて更新…\(^o^)/








気味の悪い差出人不明の文が届いたその日の晩。


いつものように、乳兄弟の龍を連れて、翔太が爽子の屋敷に帰宅した。


毎日忙しくしている翔太に余計な心配を掛けたくないから…と、爽子は例の文のことを黙っていることにした。

女房の千鶴と綾音は、翔太にこそきちんと報告していたほうがいいと薦めたが、爽子は頑なに首を振った。




「誰の仕業だと思う?」



台所で夕飯の準備をしていた綾音が、隣で焼き上がった魚を器に盛っていた千鶴に声を掛けた。


「……『風早翔太と別れなければ…』ってことは、姫様と風早の子息様の仲を不満に思ってる奴の仕業だってことじゃないの」


「でも、そもそもお二人の仲を知ってる者がそんなに多くないのよ。三浦の子息様と…」


「……胡桃沢の姫様……、あっ!」



千鶴がハッと気付いたように綾音と目を合わせる。



「……間違いないわ」




はー…と深い溜め息を吐いて、綾音は青菜のおひたしを小皿に盛り付け始めた。


「どういうつもりなのかしらね…。風早の子息様だって、本人に直接きっぱり断ってるって言ってたじゃない」



「……まだ諦めてないってこと?」



「どうかしらね……」




二人分の盆に食事を盛り終えて、翔太と爽子が待つ座敷に温かい夕飯を運びながら、二人は浮かない顔で顔を見合わせていた。





つづく


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