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2010
0521
Fri
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【 あの娘を争奪大合戦☆in修学旅行~京都DEランデブー権奪取戦 】

修学旅行連載の二話目です。
カルピン先生のついったーによると、なにやら取材旅行に出かけたようなので、
もしかしたら本編で修学旅行が見られるかもしれないですね!



本編は追記からドゾー








昨日の晩は、あれから風早の腕の中で意識を失った爽子を敷き布団に寝かせ、あやねと千鶴にいいだけ非難がましい視線を送られながら、風早は早々と龍との相部屋に帰ってきた。


「……しょーたおかえり」

部屋に入ると、龍はすでに自分の分の布団を敷いて床についていた。
風早も就寝の準備をして、龍の隣に布団を敷き中に潜り込む。


「……はぁ……」

「…なんかあったのか?」

「……いや…なんもない…」

「ふーん……じゃ、おやすみ」

「あぁ、おやすみ」


パチン、と龍が部屋の明かりを消すと、辺りは真っ暗闇に包まれた。

風早もさっさと眠ろうと瞼を瞑ってみたはいいが、先ほどの爽子の唇の感触が嫌にリアルに残っていて、頬の火照りがなかなか引かない。


(やばい…なんか頭が冴えてきた…)


はあ…とため息をついて、両手で顔を覆う。

あの時の、爽子の色香漂うトロンと蕩けた目線…。
抱きしめた時に感じた黒髪の花のような甘い香り、柔らかく掌に馴染んだ肌の感触…。
マシュマロみたいにふわふわ柔らかい、あの桜色のくちびる…。


意味もなく心臓がばくばく言い出して、気づけば下半身の一ヶ所に急速に熱が溜まってゆく。


(…俺って……ほんとさいてー……)


ごろん、と寝返りをうって、もう無理やりにでも寝てしまおう!と強く目を瞑った。

だが、そんな風早の切実な願いは叶わず、結局は一睡も出来ることなく朝を迎えてしまうのであった。



* * *




次の日の日程は、京都・大阪内を1日自由に行動してもいいことになっていた。

旅館の大広間で朝食を食べて、準備ができた生徒から続々と出発していく。



「貞子ちゃーんおはよーっもうご飯食べた?今日楽しみだね!」


味噌汁をずずずと啜っていた爽子の横に、すでに朝食を終えた健人が駆け寄ってきた。


「あ、師匠…!おはよう!」

「俺、一回京都の抹茶飲んでみたかったんだよね~」

「うん!楽しみだね…!きっと美味しいよ!」


爽子の向かいに座り朝食をとっていた風早が、恨みがましい目で健人を睨み付けたが、当の健人はそんなものどこ吹く風で、相変わらず飄々としている。


「あ、そうだ。師匠、風早くんも一緒に京都散策に行くことになったんだけど…いいかな?」

「あ、そーなんだ。いーよいーよ!あやねたちも一緒だよね?」


よろしくな~風早!とへらへらと笑いながら握手を求めてきた健人の手を引っ張って、風早は立ち上がりずんずんと爽子から離れた所まで健人を引っ張ってきた。


「いたたっ…なんだよ風早ー、いてーっつの」

「…おまえなぁ…空気読めよ…!」

「…はあ?」

「今日くらい俺と黒沼を二人っきりにしてやろうとか、そういう気遣いの一つもしてみろっつってんの!」

「…あー、なに?ヤキモチ?」

「…う、うっせ!だいたい昨日も丸一日ずっと俺の黒沼を独占しやがって…」

「あー…まあ、悪かったよ」

「…ほんとに思ってんのかよ…」


まったく悪びれる様子もない健人の態度に、風早は疑心暗鬼な目線を送る。


「今日は途中で別行動にすりゃーいーじゃん!風早と貞子ちゃんと、俺とあやねと吉田ちゃんと真田で」

「…まじで?いーの?」

「いーんじゃん?俺からも貞子ちゃんに言っとくし」

「…おう…さんきゅ、三浦」

「しっかし、こんなんでヤキモチ焼いちゃって~。可愛い彼氏だなー」

「……うっせ!」




そんなこんなで、皆、朝食を食べおえてから、一行は爽やかな秋晴れの京都の街に散策に出かけたのであった。








つづく




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